【五本槍VS浅井軍】

誰も求めていないものをやってしまった・・・




浅井軍は戦のために傭兵を雇うことにしました。
しかし・・・


長政:「どういうことだ!ちゃんと契約料は払ったはずだぞ!」

氏政:「うちの五本槍はまだ何処にも出ていない新品ぢゃぞ!
    あれっぽっちの契約料じゃせいぜい闇の槍の五一人といったところぢゃな」

長政:「一人じゃ意味無いだろう!」

氏政:「なめるでない!闇の五は芸達者なんぢゃ!十分一人でも戦ができるわい!
    見せてやれ、例のやつを!」

闇:「了解、大将!!
  怒った小太郎の真似!・・・・・・・・・・・・・(`_ゝ´)」

長政:「そんなんでどうやって戦が出来る!?」

お市:「長政様・・・どうしよう・・・もう、これでいい?」

長政:「いいわけないだろう!こんなん一人だけいてどうするんだ!
    残り4人は何処にいる!?」

氏政:「そう簡単に雇われたらたまらんからのぅ。
    小田原城の中に隠れておるわ。まぁ見つけられるわけなど・・・」

長政:「おのれ悪め!金を払っているんだ!絶対全員見つけて雇ってやる!いくぞ、市!」

お市:「・・・・・・・うん」



氏政:(探せ探せ、愚かな愚民共。雇えるものなら雇ってみるがいい・・・・・・ぢゃ!!)


お市:「・・・何処にもいない・・・」

風:(!)

長政:「居た!いま、一人いたぞ!市、捕まえろ!」

お市:「市・・・片腹痛いから・・・無理・・・長政様が・・・捕まえて・・・」

長政:「何ィ!?私は脇腹が痛いぞ!
    ・・・・・よし、捕らえた!!」

風:「ぐっ!不覚!!!」

長政:「こいつ緑だ!風の槍、四だ!さあ、雇われろ!!」

風:「チクショー!いっそひとおもいに雇いやがれーー!!!」

お市:「これで残り3人・・・」

雷:「・・・・・・・・・」

長政:「!!!!
    市!後ろだ!!」

お市:「え?」

雷:「くらえ!!」

お市:「長政長政長政長政長政長政様・・・」(ダメージ声)

長政:「この野朗!」

雷:「ぐっ!捕まってしまったか・・・」

お市:「痛い・・・市、もう無理・・・」

雷:「チッ、仕方ない、雇うがいいさ・・・
  だが俺等を雇ったくらいでいい気になるなよ」

長政:「何っ!?」

雷:「あとの二人に比べたら俺なんかただのヒヨッコだ。
  俺達五本槍は上位ナンバーになればなるほどスピードが速いんだ」

長政:「上位ナンバーって何だ、上位ナンバーって!
    とにかく、これで後二人・・・」

その瞬間、長政の体が凍る!!

長政:「何っ!?」(パリーン)

風・雷:「氷の槍!」

氷:「はははは!!!助けに来たぞ!!」

長政:「氷の槍、弐か!いつの間にこの部屋に入ってきたんだ!?」

氷:「俺の氷がお前を包む!」

長政:「くっ・・・なんて速さだ・・・」

氏政:「気付いてないようぢゃな・・・もう一人この部屋に居るという事に」

長政:「何ィ!?どういう意味・・・ま、まさか!」

氏政:「そのまさかぢゃ!五本槍最強、炎の槍、壱もすでにこの部屋に隠れておる」

お市:「・・・!!」

氏政:「肉眼では捕らえられない速度で動き続けてるのぢゃ。
    どうするんぢゃ?突っ立っているだけだと、壱どころか弐も雇えぬぞ?・・・ぢゃ」

お市:「長政様・・・動きに惑わされたら負け・・・
    相手は傭兵・・・そこを上手くつけば・・・」

長政:「傭兵・・・?・・・・・ハッ、そうか!!
    炎、氷!!先にとまった方に給料2倍だ!!」

炎:「!」(静止)
氷:「!」(静止)

炎:「!!!!」
氷:「ああ、しまった!つい!」

長政:「ひっかかったな!これで5人全員雇えるぞ!」

氏政:「何をしとる!それでも天下の北条家か!!」


こうして五本槍は浅井ステージにも出張が決まりました。



ギャグ漫画日和の5つ子大家族ネタから。
なんかやらなきゃいけない気がしたんです・・・