【兄貴と防寒対策】





季節は冬。
今朝は身体の底から冷え込むような、そんな寒い朝だった。


政宗:「こんな日はroomでじっとしてるのに限るねぇ・・・」

ガシャン!

政宗:「?
    今、何か窓に当たったぞ?
    ・・・・・・ま、いいか・・・」

ガシャン!

政宗:「無視、無視」

ガシャンガシャングシャガシャ!!!!!

政宗:「だ・・・
    誰だ!人ん部屋の窓に悪戯してるcool じゃねぇ馬鹿は!
    一体、何ぶつけてんだよ馬鹿!」

光秀:「私ですよ?」

政宗:「!?」

光秀:「折角雪が積もったので、誘いに来たのですが・・・」

政宗:「あ!てめぇ、窓に雪玉ぶつけてやがったな!?
    絶対に行くか、寒いのにそんなもん!」

元就:「伊達は来ないのか?」(光秀の後ろからひょこり)

政宗:「・・・・・・・・・・!!!
    もこもこコートのお前もlovely だぜ?」

元就:「そうか、で、来ないのか?」

政宗:「ちょっと待ってな!It prepares it in a hurry!
    急いで準備するからな!」

光秀:「己に正直ですねぇ・・・」













政宗:「ああ、そういえば、今日はまだ元親見てねぇな」

元就:「ああ、そろそろ奴も起きてくる頃だろう」

元親:「おーーーい」

政宗:「お、噂をすれば・・・」

元親:「おはよーさん」(いつもの格好)

一同:「・・・・・・・・・・・」

政宗:「お前・・・風の子すぎねぇか!?
    ガキのころ・・・いつでも半ズボンの馬鹿とかいたけどよ!
    そのガキですら雪の日はコートを着せられてたぞ!?」

光秀:「何か着るもの・・・羽織るものは持ってないのですか?」

元親:「新聞紙?」

政宗:「それは紙だ!」

元就:「長曾我部。見ているだけで私も寒い。
    私のコートを貸してやろう」

元親:「おお、あったけぇー!いいのか?」

元就:「私はまだ着てるから問題ではない・・・へっ・・・くしゃ!」(くしゃみ)

政宗:「ああ、毛利まで・・・ほれ、元就サンよ、変わりに俺の着な」

元就:「む?」

政宗:「元就サンのためだったら、これくらい、いいってことよ?」

元親:(ムカ)

政宗:(へっ)

元親:「俺は鬼だから寒さなんか関係ねぇのよ、ほれ、コート返すからちゃんと着てろ
    お前、妙にか細いんだからな」

政宗:「・・・・・・・・・!
    元就!頭皮を冷やしちゃいけねぇぜ!毛糸の帽子あるから、それやるよ!」

元親:「・・・・・・・・・・!!
    だったら元就!腰付近、寒くねぇか!?俺のやるよ!」

政宗:「何ーーーー!?」

元就:「お、おい・・・」

光秀:「ほっときなさい
    まぁ・・・ココアでも飲みますか?」




数分後・・・

雪のつもる野原に2人の半裸男と、その半裸の衣服に埋もれている元就の姿があった・・・

元親:「元就!」
政宗:「元就サンよ!」

元就:「・・・・・・・」

元親:「目が寒いんじゃねぇか!?」
政宗:「目元も冷やすとよくねぇぜ!」

元就:「・・・・・・・・」

元親:「ほら、これつけろ!」(眼帯)
政宗:「ほら、これつけろ!」(眼帯)

元就:「・・・・・・前が・・・・・・見えん・・・・・・」

光秀:「でしょうねぇ・・・」









一回やってみたかっただけです・・・
ごめんなさい。季節外れ?何ソレ、食えるのかい??
元ネタは荒川アンダーブリッジです。

しかしアホの子ですね。お光以外全員。